VtuberやVRコンテンツを楽しんでいると「自分も何かに関わってみたい」と思うことはないでしょうか。
少なくとも私は、VRやVtuberにときめき、楽しむと同時に、周辺の知識を少しでも身に付けてみたいと感じるようになりました。
とくに、Vtuber活動をしたり一部のVRコンテンツを楽しんだり過程では、Unity等の知識が若干必要になる場面もしばしば。
しかし、裏を返せば少し勉強するだけで、少なくともコンテンツを楽しむという上では選択肢の大幅に広がる可能性を秘めているということでもあります。
そこで、本記事ではVR周りの勉強したいという方に向けて、いくつかの方法を紹介します。
VR開発で必要な知識
VRやその周りの仕組みについて勉強してみたいと思っても「何を勉強していいかわからない」という人は少なからずいるのではないでしょうか。
そこでまずは、VRがどのような技術によって支えられているのかについて紹介します。
VRアプリケーションの開発は基本的に、ゲームエンジンにC#やC++といったプログラミング言語を組み合わせることによって行われます。
ゲームエンジンとは、簡単に言ってしまうとゲームの開発を効率化するソフトウェアで、映像や音のリアルタイム処理等を行うことができます。
有名なゲームエンジンには「Unity」や「UnrealEngine」といったものがあり、どちらも基本料無料で利用することができます。
特に「Unity」は国内最大シェアで、ゲーム開発会社の約半分が利用しています。また比較的初心者でも扱いやすく、プログラミングの知識がなくても簡単なゲームであれば開発できてしまいます。
そのため、VRについて勉強する場合も、まず「Unity」から始めると良いでしょう。
広く利用されている分、教材やスクールも豊富で、つまずいてもネットで検索すれば何かしらの解決策を見つけることができます。
ライトにVR開発を学びたいなら
ライトにVRを学びたいなら、本とオンライン講座での独学がおすすめです。
独学で高度な開発を行えるようになるのは厳しいですが、仕組みを理解したり、コンテンツを楽しむ上での選択肢を広げたりすることはでき、これからがっつり勉強する方にとっても最初の足がかりになると思います。
ここで紹介するのは、どれも1000円前後からのものばかりなので、ちょっと気になっているだけという方も好奇心の赴くままに勉強してみると楽しいかもしれません。
初心者向けの本
全くの初心者から一歩踏み出す場合は、初心者向きの本を一冊読んでみることをおすすめします。
ネットの情報から基礎を学ぶことはできないわけではないですが、情報が少し古かったり断片的だったりして、自分のなかで体系化するのに時間がかかりがちです。
その一方で本は体系化されていて基礎を学びやすく、その後のネットの情報も理解がスムーズになります。
そして「Unityに全く触れたことがない」という方におすすめなのがこの本です。
プログラミングの知識も不要で、全くの初心者でもUnityの基礎を学ぶことができます。
簡単な2Dゲームなどの制作も目指せるので、最初の成功体験としても最適です。
オンライン講座「Udemy」
Udemyはオンラインの教育プラットフォームです。
数千種類のオンライン講座が用意されており、もちろんUnityを学べる講座も用意されています。
Udemyの良いところは買い切りで講座が販売されている点です。価格も1000円程度からで、一度購入すればそれ以上のお金を請求されることはありません。
まさに本を1冊買う感覚でオンライン講座のコースを購入することができます。もちろん視聴はPCだけでなくスマホやタブレットからも可能です。
ここでは数ある講座の中から3つ紹介します。
ユニティちゃんが教える!初心者向けUnity講座【無料】
【初心者でも簡単】はじめてのUnity 3D ゲームデザイン【1200円】
Unity&Blender~初心者のための超入門講座~【1200円】
また、Udemyではすべてのコースに30日間返金保証が付いています。
しっかりVRを勉強したい方
本格的に勉強して「VRコンテンツを自分で開発してみたい」「Vtuber関連の会社に就職したい」という方はスクールに通うのがおすすめです。
比較的学習コストは高くなりますが、より実践的なスキルが身につくことに加え、教えてもらうことにより独学にありがちな挫折もしにくくなります。
VRのスキルを身に付けることができるスクールは、短期のものから数年通う専門学校まで数多くありますが、ここでは比較的短期で習得を目指せて、大学生や社会人でも参加しやすいスクールを厳選して2つ紹介します。
TECH::CAMP(テックキャンプ)
TECH::CAMPは最大級のプログラミングスクールです。
全国に8教室※を構えているほか、オンラインでの受講も可能で、受講期間中はトレーナーが定期面談を行い学習についてアドバイスしてくれます。
教室・オンライン問わず質問し放題で、独学にありがちな挫折も心配する必要がありません。
WEBサービスの開発から、AIの入門まで多くのカリキュラムがあり、VRアプリの開発を目指すものもあります。
TECH::CAMPのVRコースではUnityとC#を学ぶことができ、最終的にVRアプリのプロトタイプを一人で開発できるようになることを目標とします。
「HTC Vive」「Oculus Rift」「Oculus Touch」「GearVR」等のVRゴーグルを教室で無料貸し出しも行っているため、高額な周辺機器を買い揃える必要もありません。
全国の教室で無料体験会を定期的に実施していますが、非常に盛況なようで直近は満席が多く、特にVRの体験会は予約を取るのが難しいため、とりあえず他のコースでも行ってみて直接話を聞きに行くのも良いかもしれません。
※2019年1月現在VRコースがある教室は渋谷校のみ
対象者 | 初心者 |
期間 | 最短1ヶ月〜 |
料金 | 社会人:128,000円 学生:64,000円 |
VRプロフェッショナルアカデミー
VRプロフェッショナルアカデミーは、VR関連スキルの取得に特化したスクールで主にUnityについて学ぶことができます。
受講生のレベルに合わせて5つのコースが用意されおり、初心者から上級者まで受講可能。特にすでにある程度のスキルをお持ちの上級者の方は、一定の条件のもと無料で受講できるコースもあります。
提携企業のサポートにより、自作VRソフト発表の場が複数用意されているほか、修了後の就職サポートもあります。
国際認定資格であるUnityの公式認定資格の取得も目指すことができ、VRを真剣に学ぶには最適の環境だといえるのではないでしょうか。
対象者 | 初心者〜上級者 |
期間 | 5ヶ月〜12ヶ月 |
料金 | 社会人:228,000円〜 学生:128,000円〜 (コースによる) |