つい最近、とても気になる動画をYoutubeで発見しました。
動画というよりも「番組」といったほうが正確で、全体的な完成度が非常に高く、今までアニメでしか見ることが出来なかったような世界観で構成されています。
30分以上ある動画ですが時間が一瞬で過ぎ去るほど濃密な内容で、Vtuber好きの方やVtuberになりたい人、VR関連の技術やサービスに興味がある人にとっては必見の内容でした。
この番組はYoutubeにある「VRoadCaster」というチャンネルで見ることができる「V-TV」というものです。
今回はこの「V-TV」の魅力について紹介したいと思います。
VRoadCasterで放送されているV-TVとは?
V-TVは「VRoadCaster」というYoutubeチャンネルで見ることができる生放送番組です。
「VRの世界から発信していくスーパークールな放送局」をコンセプトとしており、VRChatの世界にあるスタジオから、Vtuberを中心として構成された出演者によって放送されています。
特徴は一見すればわかる、この未来感です。
アニメさながらの世界観で、かつてSAOなどを見て「いつか実現したらいいな」と思っていたものが目の前に現実として存在しています。
https://twitter.com/slove2liveh/status/995680170072686592
また、この番組の凄いところは既存のTV番組が行っている事をほぼ全てVR空間内で再現していること、しかもそれを個人の力で行っていることです。
リアルであれば、巨額のお金と労力がかかるような演出をVR空間ならではの特徴を活かすことで再現しています。
そのため、企業が主体となって作成しているものにも劣らないような仕上がりになっています。
放送内容
放送内容は大きく分けて2つ。
- 最新のVR関連情報を発信するニュースパート
- ドラマやコントなどのバラエティパート
ニュースパートでは「VR関係の最新技術」や「Vtuber周りの最新情報」、「VRChat内の最新動向」などが紹介されます。
出演者であるねこますさんの、ニュースパートにおける解説は必見です。
高い技術力と豊富な知識から語られるねこますさんのコメントは非常に為になり、既に知っていたニュースだとしても、また新しい視点を与えてくれる有意義なものでした。
さすがVtuberの運営をモデルの作成から、動画作成まで個人で行っているだけはあります。
バラエティパートでは、これまでにVtuberによるミニドラマや、どこかで見たような企画が放送されました。
第0回と第1回ではミニドラマが放送されていましたが、第2回では「新番組のタネ」というコーナーに変り「ニッチすぎて分からないモノマネ大会」が放送されました。
どうやら、いろいろ模索中のようです。
それでも第2回の企画は完成度が高く、いろんな意味でよくできていました。
とても面白かったので気になる方は是非本編をチェックしてみてください。
V-TVの魅力
V-TVの魅力は個人が運営しているにも関わらず、あくまで「番組」として高い完成度を誇っているところにあると思います。
Vtuberに限らず個人がネット上で行う生放送のなかには、身内ネタのようなものが多く、初見の人にとってはつまらなく感じるであろうものも存在します。
それはそれで多くの楽しみを視聴者に与えてくれるので、決して悪いことだとは思いませんが番組という体裁をとっているにもかかわらず、そのような発信の仕方だとがっかりする人も出るとでしょう。
しかし、V-TVは「VRコンテンツの普及」と「VR世界の文化を伝える」ことを目的として掲げ、VRの魅力を発信する「番組」として非常にクオリティが高い仕上がりになっています。
そのため、VRコンテンツに興味がある人はもちろんのこと、興味がない人にこそ、観て頂きたいような内容です。
OPや番組の間に挟まれるCMひとつとっても、その力の入れ具合が垣間見れると思うので、まだご覧になっていない方は是非一度観てみることをお勧めします。
VRoadCasterの今後
VRoadCasterは企業が主体となって運営している放送局ではなく、あくまで個人の集まりによって作られたものです。
そのため、経済的にも労力的にも限りがあるようで、様々な支援を募集しています。
最後にその紹介をしたいと思います。
まず、PixivFanboxでは月額300円から支援することができ、撮影風景のSSやアフタートーくのアーカイブを見ることのできる特典が与えられます。
次に、経済的以外の支援も募集しているらしく、出演や番組制作依頼、楽曲、モデル、イラストも募集しています。
放送局に興味がある方は応募してみてはいかがでしょうか。